バイクシートの加工についての作業を紹介しています。
前回の続きです
外したシートの土台(プラ)を良く見ると
何ヶ所か亀裂があったので、念のため補修に接着剤で埋めておきました。
金属ではないので力のかかる所は仕方ない亀裂だと思いますし、
多分このままでも大丈夫だと思いますが、念には念をと言う事で。
さて、
糸をリッパーでほどいていきますが
ここで今回のカスタムの内容をお伝えします。
「黒」ばっかりだったシートに「黄色」のステッチを入れる加工! です。
糸を少し外して、、、 |
そして縫う。 |
チョットずつ、元の糸を外しては縫う。。。。。
チョットずつ、元の糸を外しては縫う。。。。。
ひたすら繰り返します。地味な作業がひたすら続きます。
ただし、気を抜くことなく、常に縫い目が均一になるように細心の注意もお忘れなく。
元のステッチのほかに、新たにもう一本ステッチも加えてみました。
先に塗った縫い目との間隔、ちから加減はまさに緊張でした |
さてさて、
縫い終わったら、これまで外したものをもとに戻していきますが、
今回は、基本の形には一切手を加えていませんので、
もとの印や、クセ、しわ、などが理論上もとの位置におさまるので、
どんどん戻していきましょう。
多少のズレは程良く修正しましょう |
ついに完成!!我ながら良く出来ました!!
地味なのに気を遣う作業にしびれました |
お客さまの黄色の車体に似合うシートになりました。
実際の画像がありませんが、
「ただ縫い糸の色がかわっただけじゃねえか」と思う事なかれ、
メインの車体を邪魔せずに引き立てる。それでいてお洒落なライン入りのシートになり、
大変にご満足いただきました。
おしまい
各種シートカスタム、シート製作、承っておりますのでお気軽にご相談下さい。
ただし、車種によりサイズやネジの位置も異なる為、場合によっては製作できない可能性もあります。
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