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革について考える

日々製作に励んでおります

さて、本日は「革へのこだわり」についてです。

革について考える。


当工房では主に牛革(栃木レザー)を使用しておりますが、
それだけでもかなりの種類です。
栃木レザーに限らず牛革の種類となると、想像以上に色々なタイプがありますし、
牛ではない革となれば、

ヘビ、トカゲ、エイ、サメ、カエル、ダチョウ、馬、豚、アザラシ、ゾウ、シカ、ヒツジ、、、。
まだまだまだまだ沢山の種類があります。
更にはこの全ての革に「色」がついていますので、

そのカラーの種類を考えてみたらそりぁもう。。。
と、この様に、大げさかもしれませんが「星の数」程の種類があるわけです。

自分の場合は、店を構える以前より、
タン系の色合いのモノは主に「栃木レザー」を使用しておりますが、

この理由は単純に「気に入ったから」です。
その革の出来るまでの工程等がしっかりわかる点はもちろんの事、

自分の好きな質感のタイプがあったと言う点が、
その後、革を一度も変えることなく使い続けてる大きな理由であります。
皆さんに自信をもってオススメ出来る革ですが、

他の同じタイプの革に比べ金額はかなり高めですので
なかなか経営者泣かせなニクイヤツですよ。(笑)
それでも、安い革に変える気もないのはひとつの「こだわり」なんでしょうね。

人の好みは様々です。
背の高い男性が好きな方、嫌いな方。
マッチョ好き、ガリガリ好き、ぽっちゃり好き、おデブ好き。
おっぱいは、大きければ大きいほど大好物な人もいれば、そうでない人。
私の場合の、理想のおっぱいはと言いますと、
大きさはこの位で、それでいてなんと言うか、こう、、、、、、、、、やめときます(照)


革とおっぱいは別モノですが、
好き嫌いと言う点では全て同じにも感じます。
どれが「良い革」、「悪い革」と言う事は、ウシさんに失礼なだけの話で、
つまりは、どれが自分(作る私、お使いになる方)にとって
「好きな革」「使いたい革」かどうかが重要なんだと思うのです。
「革へのこだわり」を文章にすると、複雑になるだけの様な気もしていましたし、
そもそも、「好み」に関わることなので十人十色となるので

このように難しい文章になってしまうんでしょうね。

「自分の気に入った革をオススメする事。ご要望をしっかり聞く事」。
なんだか曖昧ですけど、コレが自分の思う「革へのこだわり」だと思います。

この記事は以前より当工房のHPに掲載していたコラムです。
こちらの「革製品の修理ブログ」の随時引越しさせていく予定です。
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