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トランクの持ち手修理 その1

今回はトランクケースの持ち手の修理(交換)を紹介します。



ご覧の通り、パッカリと取れてしまっています。


この場合は、交換しか方法が思いつきませんでしたので、


いつものように「分解」して、新しいパーツを作っていきます。

黒いのは中に入っていた芯
 
もともとのバッグの持ち手は、


黒い芯のほかに、金属の部品が入っていて、


その金属を、薄手の革で覆っている仕上げでした。


修理の際は、金属には頼らず、革のみで仕上げる事に致しました。


黒い芯は、新しい持ち手にも使いますが


このままでは作業しにくいので、せっせと穴を大きく広げていきます。

ひと目ずつグリグリと

普段、当工房で使用している目打ちとピッチが会いませんが、


この堅い芯に更に穴を増やしてしまうと、強度が下がりますので


画像のもともとの縫い目(ミシン)に合わせて、


革を加工していきます。

なんかこわい。。(笑)

革を湿らせて、クセをつけて、


芯側(内側)から、グリグリと穴をあけました。


つづく

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