アンティーク椅子の背もたれ交換その2

アンティーク椅子の背もたれ交換その2


椅子の張り替えの続きです。


前回、分解した所までご紹介いたしましたので


「その後」の作業となるのですが


先ずワケあって完成をご覧くださいませ。

座面もついてとってもいい感じ!

うまく出来ました!!
さて先に完成をご覧いただい「そのわけ」でございますが、


その作業工程のほとんどが「感覚」や「勘」に頼ったモノだった事です。


文章にすると「高い技術力が必要」のように感じますが


実際は「失敗しても革はあるから大丈夫」、「あれこれしてみた」という事になりますね。


では、作業工程もさきにお伝えを致します
  1. 外した生地をベースに革を「おおまか」に裁断する。
  2. 革が加工(伸びやすいように)できる様に多めに湿らす
  3. 中心から外にかけて仮止めをしながらまきつける
  4. 外して、あらためて的確なサイズに切り落とす
  5. 両サイドを仕上げる
  6. 仮止めを参考にしながら本止めをする
  7. 完成に酔いしれる

仮止めに格闘中!

両サイドはこんな感じにしあげました
 
「しわ」との戦い
平面ではない形の場合、多かれ少なかれどこかに「しわ」がよってしまいます。


椅子専門の方曰く「魅せるしわが作れるかどうか」が


この手の張り替えで一番の腕の見せ所だそうです。


今回、革工房Kで張り替えをさせていただきましたが、


ご依頼いただいたお客様には大変にご満足いただきました。


例の「しわ」も自分で見る限りも、その範囲内に収める事が出来たと満足しました。


が、


慣れていない分この手の作業は、とても時間がかかりますね。。。


この時間の差が、専門の業者との大きな違いの一つだとは思いますが、


『ヌメ系』の革で張り替えたい!と言う方は、是非ご相談下さいませ。

(椅子屋さんは主に布地、または合皮(本革でもクロム系)が
 メインなので、ヌメ革での加工となるとなかなか難しい様です。



インテリア用のいすに限らず、バイクのシートも同じように加工が出来ますので
ご参考になさって下さい!
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