当店は革のお店です(*^_^*)
本業とは
全く関係ない
「杖の修理」。
頑張りました!
丸いヤツは『革』です☆ |
手先を動かすのは
やっぱり
好きみたいです。
なかなかの仕上がりに
我ながら満足しております☆
(一応、革も使用しました)
もとの「持ち手」と「本体」は
『ダボ』で
つながれていましたが、
長年使用するうちに
ダボがすり減って
くるくる状態
だったそうです。
【ダボ】 木のクギみたいな部品 |
ネジで固定を試みたり、
強いノリをさしてみたり、
色々と努力をされたそうですが
結局は
もとの持ち手に
亀裂が入り、
「交換をしなければならない」
と言う事態に陥りました・・・。
本業ではないので
工法については
自己流となりましたが
- 杖の古いダボをドリルで除去
- 除去しながら新しい穴をあける
- 木材から「持ち手」の切り出し
- 握りやすい形状に削す
- 持ち手の底に四角い穴をあける
- 角材を削って「特製ダボ」を作る
- 自作ダボをはめる
- 強度UPのネジを深く打ち込む
- ネジの上部は「革」でお化粧
- オイル磨きで仕上げ
予想よりも
はるかに難易度が高く、
さらには
投げ出したくなるほどの
沢山の時間が
かかってしまいました。
余っていた「欅」を使用しました |
オイルで仕上げ |
見にくいですが、四角穴でハメ込みました! |
⑥番の作業。
(上は四角、下は丸いダボ作り)
手に豆が出来ました。
数回、
心が折れました。
ナイフを駆使して
よく形が整えられたもんだと
自画自賛が
止まりませんでした☆
その後
何の違和感もなく
無事に使用出来ているようです。
気になる費用についてですが、
実は・・・・・・・(T_T)
↓↓↓
こちらの杖の持ち主は
親族のおばちゃんでした☆
相談を受けた際に
軽いノリで
「きっと直るよ。簡単に。」
と、私が言って
預かってしまった上に
ナンダカンダと
手間は
かかったけれど
持っていた
木材や道具で
事足りてしまった。
と言う事もあり、
「日本円での清算」は
諦めました・・・。
その代わり、
「恩」を売りました・・・。
とさ!
円相場ならぬ恩相場が
私にはわかりませんが
感覚的には
100000恩くらいの
労力でございました(*^_^*)