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ギターケースの修理②

 ギターケースの修理②

 

大苦戦の持ち手交換

予想より大苦戦の修理の後半戦です。

印象に残るギターケースの修理となりました。

 

 

 

 

持ちを取り外せないので

このまま作業を進めます。

ボロボロになっった元の革を外します

内部の金具にサビがありました。

ある程度は想像していましたが

こちらも処理を施します


サビをふき取り、

少し磨いて、

さび止めを施しました

 

 

 

金具が綺麗になった所で

持ち手の作業に取り掛かります

 

画像が少なめなのは苦戦の証拠ですが

作業の方法も独特なものでしたので

自分の感覚を頼りに

悪戦苦闘いたしました

 

おおまかな形に合わせて革を裁断する。 


革を湿らせて伸びやすくする。

 

シワがよらないに様に巻きつける。

 

形が整ったらのり付けする。

 

持ち手に合わせて縫う。

 

余分な個所を裁断して磨く。

 

 

 

今回行った持ち手修理の全行程は上記の通りです

 

文章にするとシンプルですが

革の伸びる方向や

シワが出来てしまう部分との攻防。

一度で決まる事もなく

2度、3度と

上手くいくまで作業を繰り返しました


持ち手が外せなった為に

この一連の作業を

大きなケースとくっついたまま行っていた事も

とても印象に残る修理となりました





無事に仕上がりました☆

お客様にも大変ご満足をいただきました。



 

仕上がった画像を見ても途中の苦戦ッぷりも少なく、

違和感なく仕上がりましたので、自分でも満足しています。

その大変さが伝わってしまう修理の仕上げでは

良い修理が出来たとは言えないと思っています。

その工程がどれほど大変だったかは関係なく

違和感のない仕上がりこそが

本来の修理のカタチだなぁ~と

作業内容だけでなく、自分の経験としても

とてもとても

印象深い作業となりました。



ギターケースの持ち手でお困りの方、

どうぞ

お気軽にご相談下さいませ!

 

 

 

 

ホームページ
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