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がま口の修理 その②

前回の続き

お財布のがま口の修理です



がま口を付けるには

特殊な工具が必要になります。
(頑張れば他のモノで代用できますが
 専用工具の方が絶対に早いです!)
協進エルのカタログより

協進エルのカタログより
どちらも似た様な金具ですが


金具に紙ひもを入れる為の道具


金具をつぶして止める為の道具

特に上の工具はあった方が便利です☆



さてさて

お財布の修理の続きです


下が用意した金具(口金)


はじめに角度が合わない所を裁断します

*この上なく緊張する作業でした(*^_^*)


上記の金具を駆使して
  1. 革に口金をはめる
  2. 紙ひもを入れる
  3. 口金をつぶす
通常のがま口を付ける作業をして

無事に完成


と思いきや。。。。





もともともの金具を変更しているので

カットしたカーブの部分だけ

がま口の容量が下がってしまい

もとのファスナーが

若干ですが

干渉して来るではありませんか。。。

と、言う訳で

ファスナーのつまみ部分を

カットした素材を再利用

と言う小技を使って☆

小さいモノに変更しました。


違和感ありませんね(自画自賛)

今度こそ
無事に完成!!

なかば諦めていたと言うお客様から

大変な感謝のお言葉を頂戴しました(*^_^*)


修理できない場合もありますが、
すぐには諦めずに
是非ともご相談下さいませ!!





がま口の修理 その①



がま口の修理 その②


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