ジャケットの色あせ調整

色あせの調整修理をご紹介

革製品の色あせの修理（調整）をご紹介

今回ご依頼いただいたのは

黒いスウェードのジャケットでした。

日の当たる場所で

保管していた為

いつのまにか

「色褪せ」が発生してしまい

ご相談をいただきました

ビフォー

肩から腕にかけて

日差しがあった場所に

変色があります

当工房では

色の加工は難しい場合も多いのですが

• 黒色であった事
• スウェードであった事
• 現状よりも少しでも良くなれば 

などなど

綺麗になる可能性が

大いにございましたので

お引き受けいたしました。




作業的には

極めて原始的でアナログです

1. 薄めた「黒の染料」を塗る
2. 乾かす
3. 様子を確認して再度塗る
4. 乾かす
5. 様子を確認して・・・・ 

 

 

 

一言に『黒』と言っても

質感や光沢、
青っぽい黒、
赤っぽい黒、


色々と気をつけなければ

かえって目立ってしまう事もありますので

慎重に作業を進めていきました

色のムラが出来ない様に工夫

はじめから濃い色で作業してしまうと

万が一の時に

対処が
できなくなってしまいます



色の調整は

薄かったら加える
は出来ても

濃かったらうるめる
が出来ません


染料は薄めて

塗っては乾かしを繰り返して

何とか仕上げる事が出来ました

ビフォー

ビフォー

アフター

光の加減でなかなか上手く撮影できませんでしたが

ビフォーアフターが確認出来るかと思います

「予想以上の仕上がり！」

と、お客様はお喜びいただきました☆

難しい場合もありますが

『色』や『汚れ』に関するお悩みも

諦めてしまう前に

一度ご相談下さいませ