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切れたベルトの修理①

切れたベルトの修理①




ベルトの修理のご依頼を頂きました。

ベルトと言っても

狩猟用の銃弾をストック出来る

『弾帯』の修理です



先ずは修理の箇所と

その構造を確認する所から

始めていきます。

年代物との事で

革全体の疲れもございますが

お打ち合わせの中で

今回は
「切れた部分の補修」
「サイズ変更」

のみと言う事で承りました。










パッと見た感じは

とても複雑そうですが

切れてしまった箇所は

単純なベルト部分でしたので

元の革へのダメージを考慮しつつ

作業を進めます。


ベルト幅に合わせた型紙を作り


裁断して

下処理(コバ磨き)を施します。

「弾帯」と言う事もあり

サイズの調整は

バックル部分ではなく

今回直す部分で調整する仕組みなので

金具やサイズ調整に必要な長さを

何度も検討した上で

型紙の寸法を決めて作業しました









元のベルトに縫いつけていきます。

だいぶ疲れのあるベルトなので

余計な穴をあけない様に

もともとの縫い目を利用して

新たに切り出した革と繋げていきます。




つづく








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