腕時計のベルト交換②
前回のつづき
もともとのベルトを外した所で
見慣れない部品に遭遇しました。
おそらく
ベルトと時計の部分が
より美しく見えるようにと
つなぎ目の部分の
補強も兼ねての部品だと思います。
作業を進める上で
特に問題ないだろうと
気にも止めていなかったのですが
いざ作業をしてみると
なかなかの曲者でして(笑)
腕時計のベルトを作る際は
余計な段差などがない様に
革のベルト部分を
薄く加工して作業します。
今回もやっている事は同じですが
見慣れない部品ははじめからある分だけ
その薄くする加工に
多くの時間と、
多くの神経を、
費やす事となってしまいました。
いっそ、外してしまおうか?
とも、考えそうになりましたが
できるだけ元の部品を使って治めたいので、
こちらの都合ではなく、
修理している時計に合わせて
セッセと加工させていただきました☆
やっとの思いで
時計とのつなぎ目部分の
絶妙な厚さに加工出来ましたので
ご指定の赤い糸で
縫いあげて完成です!
苦労した甲斐もあり
ご依頼いただいたお客様にも
大変にお喜びいただきました☆
100%何でも直せる!なんてことは
口が裂けても言えませんが、
可能な限り、色々な方法を検討して
もう一度お使い頂けるように
日々精進しております。
何かございましたら
どうぞお気軽にご相談下さいませ。
口が裂けても言えませんが、
可能な限り、色々な方法を検討して
もう一度お使い頂けるように
日々精進しております。
何かございましたら
どうぞお気軽にご相談下さいませ。