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キーケースの修理 カスタム

キーケースの修理 カスタム

 

今回はグッチのキーケースの修理をご紹介

ご愛用のうちに変形してしまった

金具の交換修理と改良加工をしました



こちらのグッチのキーケースが

御依頼のお品物です。


上下に金具が付いているタイプでしたが

両方とも変形が見られましたので

どちらも修理が必要です。

 

修理内容のお打ち合わせの中で

片側は金具ではなく

もっと丈夫にしましょう☆と言う

やり取りを経て作業内容が決まりました





先ずは金具を外します

愛用のネジザウルスを駆使して

止め金具(カシメ)を外します。

はずした6連の金具を見てみると

それなりの歪みがあるのが確認できます。


この手のキー金具は

便利ではあるのですが

変形や磨り減りによっての影響をうけやすいのが

難点ですね。。。


先にお伝えした通り

上下にキー金具のある珍しいタイプの

デザインでしたので

そのうちの

  • 一つは金具 
  • もうひとつは縫いつけ(*)

での修理をする事と致しました。



(*)以前にも紹介した事のあった

Dカンと二重リングの組み合わせによる構造です

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関連記事

『キーケースの金具は二度と壊れない』

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縫いつけて金具の構造を作る側の

必要な部品の準備をします

Dカンに合わせて革を切りだしたら

元の金具があった場所に

しっかり手縫いで縫いつければ完了です




反対側には

新しい6連のキー金具をつけて

作業は無事に完成です!



 

今回は

キーケース本体には手を加えることなく

金具付いていた部分の加工で

概ね対応出来ましたので

コストは少なく抑える事が出来ました。

 

金具の取り付け方にもよりますが

本体ごと縫い直さなければ出来ない

場合もありますので

その際はもっとコストがかかってしまうかと思います


いずれにしても

長年ご愛用のアイテムが

もう一度使えるようになる可能性は

決して少なくありませんので

諦めてしまう前に

どうぞお気軽にご相談下さいませ!!

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