腕時計のベルト交換
腕時計のベルト交換をご紹介。
作業はシンプルですが
一番難しいのはそのサイズ感。。
元のベルトと
同じ様に仕上げるのはもちろんですが
時計が上手く納まるかは
厚さも含めて
地味に難しい修理な気がします
一見、どこも傷んでない様ですが
ベルトの部分にダメージがあります。
修理にあたり
ベルトだけではなく
土台になっている黒い革も
せっかくなら新しくするとの事で
修理を承りました
先ずは時計を外し
諸々のサイズを確認します。
そのサイズに合わせた
型紙を作ります
型紙のサイズと
裁断した革サイズでは
その厚さ分だけ誤差が生じますので
予め想定しながら
すすめていくのがコツになります
時計と繋げる所
バックルの付け方
ベルトループのサイズ
土台との内外差
などなど
焦らず確実に作業を進めます。
必要なら部分だけ薄く加工する
実際に仮止めしてみて
サイズを確認しながら進む
気に入らない時はやり直す
それぞれの作業を調整しながら
元の様に組み直せば完成です
今回は「革」の素材を活かした
デザインでしたので
むしろ得意な仕上がりでしたが
市販の腕時計ベルトの様な雰囲気を目指した場合
どうしても、やや厚くなったりもしますし、
必ずしも全部が交換できるとは言い切れません。
それでも、多くの場合が
もう一度使える状態を目指しての
様々なご提案は出来ますので
何かございました際には
お気軽にご相談下さいませ
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