鹿革グローブの修理
鹿革の手袋の修理をご紹介。
バイクグローブの親指に
あいてしまった穴を
もう一度使えるように作業していきます
先ずはダメージの部分を
取り外していきます
穴だけ埋めてしまうと
どうしても綺麗に仕上がりませんので
周りも含めて
大きく裁断していきます
取り外した革を参考に
同じ様な色あいの鹿革から
修理用の素材を切り出します
今回はひっくり返して縫製するので
ざっくりとしたサイズ感の裁断です
その代わり
縫いながら元の親指の大きさを
感覚的にわせながら
微妙に縫い目を調整しながら
縫い続けていきます
無事に縫い終えたタイミングで
余計な鹿革をカットしていきます
この際も
実際に親指を入れて見て
変な出っ張りが無いか
確認しながらカットしていきます
と、言いつつ
あまりカットしすぎてしまうと
縫いしろが少なくなりすぎてしまうので
細心の注意が必要です
最後にひっくり返せば完成です
今回の様なケースの場合
どこからどこまで修理するかが重要になります
理想はダメージのある箇所のパーツ全部を
交換出来れば一番いいのですが
新しく作るモノとは異なり修理としての限界と
コストの面での悩み
また技術的な未熟さもあるわけですが
可能な限り色々な点での最善の方法を
ご案内出来るように努めておりますので
何かございました際には
お気軽にご相談下さいませ
その都度
グローブの形状も異なりますし
修理個所も様々なので
毎回、とても苦戦しております。。。
それでも、
同じ以上にお客様からは
喜びのお言葉を頂戴しますので
とても遣り甲斐のある
修理の作業となっております
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