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バッグの持ち手 交換作業①

 バッグの持ち手 交換作業①

 

今回修理のご依頼をいただいたBAGですが

一見どこも傷んではいない様に見えます。

ですが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

良く見てみると

なんだか不自然な

クネクネがありますね

 

バッグの持ち手も種類が色々とありますが

平状(ベルト状)の モノではなく

丸みのあるタイプ持ち手には

何かしらの芯材が

入っています

 

芯の素材もさまざまですが

フェルトだったり、ゴムだったり、プラだったり、

その芯がご愛用のうちに

折れてしまうと

今回の様な状態になってしまいます。


芯材だけを交換すれば

直る可能性もありますが

折れてクネクネした事により生じる

変形や伸び、スレキズなどを考えると

やはり新規に製作した方が確実です。

 

また、芯材交換だけを目指す場合でも

芯を抜き取る為には

分解する必要があるので

コスト面でも

新しく作った方が安くなります。

 

 

 

 

 

 

いつものように糸を外して分解し

もともとの形を参考に型紙を作ります

 




 

 

 

型紙をもとに裁断した画像です

画像は先端のみですが

長さも同じ様に元の部品を参考にします

 

今回は

もともとの革の色よりも薄い

タンのオイルレザーを使用しました。

タンの革なので

いずれもっともっと色あいは濃くなります。

 

もちろん、元の色に近い色を

用意する事も可能ですが 

やはりその革代によりコストも大きく変わりますので

お客様とご相談の上

こちらで保有していた革の中から

使用する事となりました

 

 

 

 

つづく

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