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金具の修理 金具はハナシ

金具の修理 金具のハナシ

 

 

 

金具の修理と金具のハナシを少々。

革製品はとても長く使えるのが

魅力のひとつですが、

どうしてもいつかは消耗します。

 

金具類も同じです。

いや負担のかかる箇所に

使う金具の方が

先に寿命を迎える

可能性が高いと思います。

 

今回修理のご依頼をいただいた

ショルダーベルトの金具が

壊れてしまっていますね。

手前側の金具の

回転部分がすり減って

抜けてしまっています。


もうひとつの金具も

良く見てみると

同じく回転の部分が

すり減っているのが確認できます。


ショルダーベルトの左右で

バッグ本体を

支えていた金具ですから

均等に両側ダメージはあって

たまたま片方側が

抜けてしまった事が想像できます。

 

コストは×2となりますが

この様なケースの場合は

左右同時に交換を

オススメしております。

 




新しい金具を用意します

 

いつものように

完全に同じ金具を用意するのは

とても難しく

似たような金具を使用します。

 

 

 

糸で縫って金具が付いている

構造でしたので

慎重に糸を外し

もともとの穴を使用しながら

縫製し直していきます







 

 

新しい金具をつけて

縫い合わせたら完成です

 

 

出来るだけ似た雰囲気の金具と

違和感の少ない糸をしようして

無事に完成です。

 

 

さて、金具の回転部分を

あらためて確認してみて下さい。

一番初めの画像の

残っている方の金具が

いかにすり減っていたかが

わかるかと思います。 


 

現在ご愛用の

革製品(革製品に限らず)の金具類を

なかなか点検する機会は

あまりないとおもいますが

いざ、壊れてしまう時が

出先だったり、旅行中だったりしたら

とても困った事になったりしますから、

これを機に

妙なガタつきや磨り減りが無いか

一度確認してみるのも

良いかも知れませんね☆



 

 

 


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